<無事に7月12日アートインク津山、7月13日海士町隠岐国学習センター終えました>

最近、行くとこといくところ、熱心なところばかりで、本当に街づくりが定着して来たように思います。

とはいえ、街づくりには誤解も多かったり、アプローチについても未整理な状態が続いたまま、イベント疲労やゴールなき街づくりに陥りやすいことも多々あります。

そうならないように、何かしら整理された街づくり論が広がっていけばと思っています。

講演先の皆様、大変おせわになりました。重ね重ね御礼申し上げます。

<7月8日大阪教育大学での創業講座終了しました>

<大阪教育大学での創業講座終了しました>
これから三回続く大阪府商工会連合会の創業講座のキックオフセミナーで講演してきました。17年目を迎えるこの講座。そのうちの12年関わってきました。次回8月に富田林、柏原とあります。関西圏の方、無料の講座ですので、ふるってご参加くださいませ。
http://www.osaka-sci.or.jp/sogyoshien/index.html#kick

【津山】7月12日講演会

詳細、お申し込みはこちらまで

人口減少社会に突入し、ますます地方と都市で人の奪い合い、東京以外の人口サイズの小さな街が無差別クラスでの競争に突入している地方創生。是とも言えないが、否とも言えない中で街づくりを行なっている今、どのように街づくりをして行けばいいのか。
街づくりの先進挑戦地域として頑張っている徳島県上勝町、通称葉っぱの街で、起業家育成を通じて街づくりを行なっている(一社)ソシオデザイン大西と、津山市で街のインキュベーター、西粟倉でエーゼロ株式会社取締役として活動中の山田邦明氏とのクロストーク。この対談を通じて、本当の課題を浮き彫りにして、次の一歩に繋がる道筋を明らかにしていきたいと思います。
□定員 20名
□会費 3000円(当日徴収いたします)
□内容
 第一部 街づくりの基本戦略
     (一社)ソシオデザイン代表理事 大西正泰
 第二部 クロストークー本音で語る街づくりの実際のところー
       街のインキュベーター
       エーゼロ株式会社取締役山田邦明
      (一社)ソシオデザイン代表理事大西正泰  
□お申し込み
 本イベントページにてお申し込みくださいませ。

<御礼と精進の方向性>

<御礼と精進の方向性>
 今日は、各界の先達のみなさんのまえで、公共不動産のリノベーションについてお話をさせていただきました。
 「偶然の産物ではなく、科学的な街おこしを」といいつつ、おおざっぱな狩猟系、遊牧系、農耕系の分類方法や、ロジックの進め方、アイデアのほうに気持ちが行き過ぎて、一つ間違えば、大きな誤解を生むこと。また、いろいろなアイデアで街づくりを行っているが、誰のための街づくりなのか、誰が望んだ街づくりなのか、その意思決定の主体はいかに、と本質的な質問をいただきました。反省というより、プレイヤーとしての行動優先主義の批判については、とても意義深い学びでした。

 まだまだ、自分の科学的な街づくりというのは、検証に耐えうるものではありませんが、こういう営みを通じてしか学べない貴重な場となりました。お招きいただいた辻田先生はじめ、大学関係者のみなさま、パネリストのみなさま、来場いただきました皆様ありがとうございました^^

2.16 東大にて「公共施設のリノベーション」に登壇いたします。

2月16日に東京で、パネラーとして話をします。テーマは公共施設のリノベーションについてです。文科省の廃校利用で選ばれた上勝町落合町営複合住宅の事例をベースに”嫉妬”正義と公平”風穴と余白””遊び”というキーワードでリノベーションについて報告する予定です。

ERES 公開セミナー

公共施設のリノベーション

日時: 2017年2月16日(木)14:00-16:00(開場 13:30)
会場: 東京大学本郷キャンパス 情報学環・福武ホール(地下2階) 福武ラーニングシアター MAP
主催: 東京大学公共政策大学院

※定員いっぱいになったようです。

開催趣旨

 高度成長期の人口急増に伴って大量に整備された公共施設の老朽化が進む中、各地方自治体は今後の人口構成の変化や財政状況の見通しを踏まえながら、公共施設の再編・統廃合・長寿命化などを総合的・計画的に管理するいわゆる「公共施設マネジメント」に取り組み始めています。

 総務省によれば、今年度末までにほぼ全ての自治体において『公共施設等総合管理計画』の策定が完了する予定であり、今後各自治体はそれぞれの計画を遂行すべく具体的な事業に取り組んでいくことになります。

 しかし、これまでもっぱら公共施設の整備拡充を進めてきた自治体にとっては、逆に公共施設の再編や統廃合の経験は乏しいため、その具体的な進め方に不安を覚えているところも少なくないものと思われます。

 そこで本セミナーでは、公共施設マネジメントの具体的な手法のひとつとして、特に既存の公共施設を用途転用して利活用を図る「公共施設のリノベーション」にフォーカスして、その先駆的な取り組み事例に学びながら、公共施設をリノベーションすることの意義や可能性、課題について議論を深めていきたいと考えます。

※本セミナーは、寄付講座「不動産証券化の明日を拓く(三井不動産)」の研究・交流活動の一環として行われます。

プログラム

(司会進行)特任教授 辻田昌弘

14:00
講演I
『リノベーションによる旧市庁舎の有効活用〜立川市子ども未来センター〜』
  • 小山裕二郎氏
    立川市産業文化スポーツ部地域文化課主任
14:45
講演II
『遊んだ資産で“カザアナアケル”-嫉妬と公平、そしてワクワクのはざまから-』
  • 大西正泰氏
    一般社団法人ソシオデザイン代表理事(徳島県上勝町)
15:30
ディスカッション
  • 寺沢弘樹氏
    特定非営利活動法人日本PFI・PPP協会業務部長
16:00
閉会

 

『地域共創カレッジ:第2期受講生募集開始!』

想いを一にする全国5地域が共創して支援している地域共創カレッジ。

ぜひ以下の告知をお読みくださいー^^

****

『地域共創カレッジ:第2期受講生募集開始!』
http://tomotsuku.org/course/

今年もやります!地域共創カレッジ。

岡山県西粟倉村より、
 株式会社エーゼロの 牧 大介 (Maki Daisuke)さん
徳島県神山町より、
 株式会社リレイションの 祁答院 弘智 (Hirotomo Kedouin)さん
徳島県上勝町より、
 ソシオデザインの 大西 正泰 (Ohnishi Masahiro)さん
島根県海士町より、
 株式会社巡の環の 阿部 裕志 (Hiroshi Abe)さん
宮城県女川町より、
 アスヘノキボウの 小松 洋介 (洋介小松)さん

という地域のアントレプレナーと

学びの講師として
枝廣 淳子 (Junko Edahiro)さん、
井上 英之 (Inoue Hideyuki)さん、
西村佳哲さん

といったメンバーと一緒につくる、
半年間の学び場。

毎週水曜日の19時半から22時半で、20回以上にわたって
学びの仲間を創りながら進むカレッジです。

都市と地域の新しい繋がりに向けて
共創していく人材となっていくための
「学び続けるチーム」にむけて、

今年も頑張りますので、
ご興味ある方は、ぜひお申し込みください!

<香川大経済学部の受講生のみなさんへ>

<香川大経済学部の受講生のみなさんへ>
 授業後に検索しに来られると思うので、記事にしておきます。
〇上勝町について *ほかにも沢山あります。
 http://greenz.jp/2016/08/22/kamikatsu_travel/
 http://greenz.jp/2016/08/23/kamikatsu_socio_design/
 http://greenz.jp/2014/02/27/kamikatsu_department/
 http://greenz.jp/2016/04/25/kamikatsu_zerowaste/
〇上勝町のインターンシップについて
 http://www.irodori.co.jp/asp/nwsitem.asp?nw_id=9346
 http://socio-design.net/internship2
〇お勧めのほかのインターンシップ
 島根県海士町(観光)締め切りが今月末までです。 https://job.rikunabi.com/2018/company/r573591030/internship/
 宮城県女川町 https://www.asuenokibou.jp/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%…/

 その他ご質問あればいつでもメールください、よろしくお願いします。

<1月14日やります第2弾!!セミナー講師の強化書、実践編やります^^>

 セミナー講師の強化書、実践編やります^^
 前回参加されなかった方も最初に理論編の振り返りをやるので、大丈夫です。実際にどうやればセミナーが作れるのか、多くのセミナーを分析してきたおにぴメソッドを余すところなくお話します。シェア大歓迎^^ぜひ、お越しください^^ 
https://www.facebook.com/events/177828872687637/

<発酵ラボ、その他起業したい人求む>

<発酵ラボ、その他起業したい人求む>
 まだまだ、起業人材求めております。
 *何か田舎でやりたいことある人であれば、いつでも
  ご連絡ください。

 とくに、発酵関係はいろいろ事業化も含めて、広げていきたいので、発酵好きのかた、ぜひご一報下さい^^発酵ラボ、発酵カフェ、発酵ゲストハウス、これにファスティングを加えたものをやりたいんです。ご興味のあるかた、ぜひ。

 また、いま構想を練っているものに、「稼げる老人ホーム」「稼げるシニアハウス」というのがあります。

 新たな町営住宅構想ともつながるのですが、稼げる老人ホームのほうは、共同生活しながら、旬ごとの仕事をやることで、ホーム代を稼ぎながら、豊かに生きることができるホーム。病気や歩けなくなった際のホームは多いものの、まだまだ働くことのできるシニア層はたくさんおられます。そういった方向けのサービス。うちは町民だと平日は温泉無料なので、温泉付きホームになりますね笑

 またシニアハウスのほうは、定年から年金受給されるまでに、貯金を切り崩すことなく、数年間を田舎生活できるというもの。一階は、集合キッチンとスタンディングバーなどができるテナントスペース。二階以上は、シェア・キッチン&リビングを軸とした住居階。各層にゲスト用の部屋を置いて、友人たちを招き入れることができる。一階のテナントスペースを利用して、シェアカフェ、シェアバーもできるし、旬の農作業でも収入を得る。こういった仕組みのものができれば、面白くなりはしないかと。

ほかにも、渓流・ダム湖・山腹を利用したネイチャー系ドローンレース場、自転車専用ゲストハウスなどなど、アイデアを練っているのがたくさんあります。

 こういった仕掛けをいっしょにやってくれる個人、法人さんのご協力もぜひ。これは来年以降やってみたいものです。
 *教育系のほうはどうにかこうにか形にしてくれています。
  なかなかスピードが上がりませんが。

<勉強まとめ①狂犬ツアー「補助金悪玉論」>

 地方創生業界の風雲児の一人、狂犬(自称)こと木下斉さんの講演会に行ってきました。明快に課題も見えてきたし、狂犬どころか、非常にまっとうで誠実な論を展開していると思いました。
 そこから浮かび上がった課題をもとに自分の考えを整理したいと思います。
 
 *話の概要について森君のまとめが最適です。
  森君は経営コンサルタントですが、分析について
  徳島ではトップレベルのひとりだと思います。 https://www.facebook.com/teppei.mori.16/posts/1274807025895046?pnref=story 

 さて、僕が課題として受け止めた点は、以下の5点です。

+++++++++++++++++++++
①補助金悪玉論=街づくり自助論について
②成功事例の模倣戦略について
③街づくり=アセットマネジメントについて
④街づくりの主語問題ーデザインはだれが?ー
⑤正しいことを正しくいうとは何か。
+++++++++++++++++++++

①補助金悪玉論=街づくり自助論について
 木下論の骨子はなんといっても、補助金=悪玉という話です。行政が行う街づくりは、どうしてもハードによるものが多く、そこでは成功よりも失敗がどうしても目につきます。

 そのなかで、自助していこう。その自助を妨げているのが補助金という存在だという話です。
 この補助金も何に使っているのかによって、ずいぶんと変わりますし、また彼が言うように、多くのものが補助金で逆に負の循環になっていることが多いのも事実です。

 例えば、公的インフラですが、道路はまさに補助金です。
 いまでこそ、いらないところまで道路を作って、そのランニングコストをどうするのかというのは大きな問題ですが、大都市から過疎まで、物流を支えてくれているのは、そこです。しかし、問題となっているのは、大型商業施設などの収益性が悪化したもの。どうにかして地方に人を呼び込むためにハード整備を道路や橋の次にどんどんやってきたわけですが、これがうまくいっていない。

 そもそも論なのですが、企業が仕事をやりたがらない点で、自助論は崩壊しています。つまり、自助したくても企業があまり利益にならないと踏んでいるからこその地方都市だからです。だから、自助にはおのずと限界があります。もし自助しやすいなら、すでに企業がどんどん進出しているはずです(だから代わりに公共投資の形で、自治体が無理して商業施設を立てることになるのです)。

 ということは、自助論だけではだめで、何らかのサポートが必要というわけです。その点で所得の再分配を進めるために公共投資をうまく使いながら経済を循環させようという提案を行ったのがケインズだと理解しているのですが、これも雲行きが怪しくなっており(一番最初の公共投資は自助論ありきなのですが、一定以上やると補助金ありきになるのと、隅々までお金が実は回らないという課題などがあるようです)、自助論もサポート論もどうすれば解決するのかという点では、いまだ解決しきれていない大きな問題です。

 そのなかで木下論をうまく活用するとすれば、所得の再分配で行うための「ハード」については、自助(きちんと最低限経済を回せるものにしましょう)を考えようと。そういった意味では、自治体の政策論としては、よく理解できる話です。もうハードで所得の再分配をするのは考えものだという話です。

 そのなかで、成功例として取り上げられているのが、岩手県紫波町のオガールの事例です。

 紫波町に実際にいってきましたが、オガールは、「官民連携のイオン」というのが僕の解釈です。最強、最適解の商業施設を集めたものがイオンですが、オガールは、街づくりの最適解として、公園、図書館、体育館、宿泊施設など(周辺に住宅街)も織り交ぜて集積させた「総合型施設」です。イオンと違い、自治体の「身の丈サイズ」に合わせたものだということです。ですので、人口3万人のサイズにあったものですから、財務バランスはよくなります。
 *イオンの例は悪い意味で使っていないので、誤解なさらずよう
  に。イオンは景観としては悪いですが、商業施設としては大変
  うまくできています。

 しかし、イオンは私企業ですから、できるだけ多くの顧客を集めるために、全国クラスの店舗を集め、そして大きなハードにします。人口サイズから割り出すので、行政単位での集客は考えていません。だから、行政単位でみると、一気に地元の商店から顧客を奪います。もちろん、全国区の企業が参入してくるわけですから、とうぜん、全国区の地元商店もしくは、オンリーワンの商店しか生き残れません。

 また、過疎の地域が同じロジックで身の丈サイズの官民連携のハードとソフトを作ったとしても、これは当然無理な話で、木下論でもっとも有効に効くのは人口5万人以上レベルの地方都市で、なんにでも通用するロジックとして聞くのではなくて、ミドルサイズの行政単位をもとにした処方箋として聞けば納得がいきます。

 では、過疎地ではどうすればいいのか。

 確かに、過疎地でも同様に自助論でやり遂げるのは望ましいと思います。しかしながら、過疎地は、人口規模以上のお客様を引き寄せることのできる店舗でないと、難しいです。上勝や神山の事例でも、実際のところ、顧客分析をすれば、8割は町外のユーザーだろうと思います。それぐらいの顧客層を持たないと、やってはいけないからです。そういった意味で、オンリーワンの事業をどんどん増やしていく必要性があるのですが、ではオンリーワンの事業を営むことができるような起業家人材を引き寄せるには、どんな仕掛けが必要なのか。
 ここに一つは「投資として補助金」はあってもいいのではないかということです。
 僕がこれまで取り組んできたものも、公共の遊休資産をリノベーションして、<起業したくなる場づくり>をしてきました。リノベーションの三分の一から半額程度、ものによって8割該当するものもありますが、基本設計としては、投資した金額分で1年間売り上げられる規模のものしか取り組まないというルールを引いています。例えば、1000万円のリノベーションをしたとするならば、年商1000万円以上の事業規模のものしか作らないという考え方です。そして家賃、法人税でコツコツ町費に回していく。仮に家賃5万円ならば、1年間で60万円。15年払えば900万になります(法人税などを含めれば1000万円を超えます)。こういった投資の呼び水としての補助金はありうるだろうと。そういう面では、木下論の自助論の延長線でも考えることができるのではないかと考えています。
 
 そういった面で、補助金100%悪玉論というよりは、利回りの考え方次第で、投資にもなりうるものだと思うので、ボク自身は、限定的補助金悪玉・善玉論になります。

<続く> 

<勉強まとめ②成功事例の模倣戦略について>

 企業による模倣は普通にありますが、地方創生の文脈だと、模倣戦略は悪玉によくやり玉に挙げられます。

 確かに、道の駅やシェアハウス、ゲストハウスにサテライトオフィスなどなど、成功事例の模倣は枚挙にいとまありません。しかし、企業だと模倣は追試による進化の前段階として見られたり、FC展開として模倣は肯定的に考えられるのに、地方創生では、悪玉になることがほとんどです。代わりに、地方創生ではオンリーワン戦略が必勝の策として語られるわけですが、本当に模倣は悪玉なのでしょうか。

〇いい模倣と悪い模倣
 いい模倣として最もわかりやすいのは科学です。科学は、だれでも、同じ条件で同じ手法なら再現できるものを「科学」と呼びます。ということは、<模倣が前提>です。逆に言えば、模倣できないものは、科学ではありません。
 ということは、街づくりにおいて模倣が悪玉に挙げられるのは、同じ条件も環境もそろっていないのに、結果だけまねるからだと思います。言い換えると、結果だけほしくて、<同じ環境を用意していないのにも関わらず模倣するのが悪>だということです。

 例えば、上勝での葉っぱビジネス、神山でのサテライトオフィス。どれもまねできそうです。しかし、葉っぱの後続ランナーはいません。多くの模倣希望者がいるのにも関わらずにもです。
 ということは、他には用意できてない<葉っぱビジネスのための環境>があるということです。神山のサテライトオフィスは、模倣しているエリアも多くありますが、実際のところ、神山ほどうまくいっている地域はまだ出てきていません。ということは、サテライトオフィスがうまくいくための<環境>があるはずです。
*このうまくいっている環境については、別に譲るとして。

 ということは、街づくりの成功事例の<環境要因>をきちんと分析し、環境をまずは用意しなければ、模倣戦略は、形だけのものになってしまうというのは、当然のことです。

 そういった面で、街づくりをきちんと科学として再現性のあるものとしてできているのならば、ボク自身は、模倣すればよいと思っています。ただし、単なる模倣では集客できないので、何かしらのプラスアルファを加えること。例えば、思い付きですけど、いろいろな焼き物職人を集めた焼き物街(全国のあらゆる焼き物手法が一か所で学べ、そこで新たな焼き物技法が磨かれる)とか、やりようでいくらでもできそうです。

 あと、サテライトオフィスの例でいえば、その真骨頂は、工業団地の工場誘致と違って、「田舎を面白がれる人材が集まった」のであって、家賃が安いからとか、自然がいいから都会のIT系のオフィスが集まったわけではないのです。<東京よりも面白い>から来るわけです。
 ですので、都会のオフィスを持ってくるのを模倣してもダメでして。つまりは面白い人材が面白いと思える街になってなければ、つまらない街にいくら企業がきても、たぶん帰ると思います。
 
 そういった意味では、街づくりの模倣戦略とは、東京よりもおもしろい環境を作るところから始まるような気がします。まあ、それが一番難しいわけですけど、それがオンリーワン戦略の本当の真相だと思います。ただ<そこでだけある産業>じゃなくて、<おもしろい産業>だから人が来るのだとおもいます。

<続く>

<勉強まとめ③街づくり=アセットマネジメントについて>

 木下論で面白いのは、街づくりの定義がアセットマネジメント(地域の資産価値を上げる)という点です。
 これはポートランドなどアメリカの街づくりの基本戦略でよく見られるもので、日本ではなじみの少ないものです(三菱地所など不動産大手の企業はこういう考え方だと思います)。

 日本でなじみのないのと、アメリカはじめ先進国でこういった考え方をするのは、いくつか理由があると思います。
 一つは、日本では、最初の都市といえば平安京以降(飛鳥浄御原宮とか藤原京はマイナーなのでおいといて)、<街づくりの総合計画はお上がやってきた>ものです。お上には貴族や武士だけでなく、寺院や富裕層も含まれます。これは海外でも同じで、基本、街づくり戦略というのは、支配者の特権でもあるわけです。
 ところが、海外(大陸文化)と日本の大きく違うところは、侵略の濃度の違いです。侵略が繰り返し行われているところほど、防備のない街づくりは非常に危険であり、また侵略ごとにリセット機能が働くので、街づくりを民衆自身も意識せざるを得ません。日本では遷都によってリセットしているので、民衆そのものに蓄積が少なかったように思います(京都はその点長く首都でもあったので、街づくりのノウハウが残っているように思います。いちげんさんお断りもそういう意味では、街の防衛本能だと思います)。

 また、街づくりというのは基本<平野の発想>です。日本のように街づくりをできる平野は国土のわずか3割。そのなかでも、大都市に見られる都市づくりに好条件の場所は5%程度の面積と非常に限られています。そうすると、異民族によるリセット機能が働かず、街づくりを実施できる場所が少ないことからすると、なかなか街づくりというのは国土上庶民のものになりにくく、なったというのは現代のみといえるかもしれません。
 そういった歴史的背景からみても、平野部で、とくに広大な開拓地(と呼んだ侵略地)であるアメリカで、多くの街づくりの試行錯誤が行われてきたのはある意味当然のことだろうと思います(アメリカによる日本占領も壮大なアメリカによる国造りの実験だったと現在から振り返れば読み取れます)。

 そうなると、木下論で主張しているアセットマネジメント(資産価値を上げる)というのは、企業は家賃収入や不動産価格に跳ね返るので、地域の資産価値上昇に経済的モチベーションが大きくあがります(つまりは、人口の多い都市に適した考え方)。
 が、残りの7割近い山間部をもつ場所では、林業資産が優良資産であった時にはよかったですが、現在では、山間部の資源価値上昇を望むのはなかなか容易ではありません。

 そうなると、平野のアセットマネジメントと山のアセットマネジメントの二つは最低限考えられるのではないかと思います。
 
 山のアセットマネジメントを考える場合、平野にはない<観光による資産価値上昇>と、現在は不良資産になっている木材を優良資産に変える<林業による資産価値上昇>が主軸になってくると思います。これに、田舎のもつベーシックインカム(食べ物を贈与しあったり、公共インフラを集落で行うなど)<互助文化の高い資産価値>、さらに人口が減って利害関係者がへり、新たな施策を打たねば滅んでしまうという危機意識に支えられた創造性を求める文化<文化の高い資産価値上昇>などが考えられるのではないかと思います。この4つをうまく吟味しながら、山間部のことを考えていくのも同時に必要ではないかと考えました。また思案中です。。。

<続く> 

<勉強まとめ④街づくりの主語問題ーデザインはだれが?ー>

 

 さて、問題は、だれが「街づくりのデザインを行うか」という話です。

 木下論でいえば、少数精鋭を利害調整の難しさをもとにお勧めしています。僕自身も、この考え方に近く、少数精鋭で練りこんで提案をだし、住民の人と練りこみ、最後は投票(ネットでいいと思います)してもらう(一回一回首長の選挙をやるのは税金の無駄なので)のが理想なんですが、みんながみんな公共性の観点から考えているとはいいがたいですし、住民(その時だけ住んでいる)が決定することに関しても、西部邁氏の論ではありませんが、過去の住民(が作り上げた文化)と未来の住民(禍根を残さない、未来のためになるもの)との対話によって決める姿勢を持たねば、意味がありません。
 悪い事例でいえば、杉だらけの山林、FCだらけの郊外の風景を見てくれたらいいように、地元住民だから最適解をうみだすとは到底言えません。逆に外部の専門家だから最適解をうめるかといえばまた別で、いろいろ大企業の提案などを聞いていても、アメリカや日本の先進地域の焼き直しに過ぎず、<成功事例のパッチワーク>に過ぎないことも多々あります。

 そういった意味で、内部と外部の相乗効果を狙うしかないのですが、内部を大事にしすぎたものも、うまくいけばいくほど利害が生まれるので、どこかで衝突のほうが先立ち始めるし、誰かが街づくりで得し続けたり、損し続けたりすると、一気に崩れていきます。

 例えば、街づくりの先進地域と呼ばれるところは、志の高い先達のおかげで創造的環境が保たれていますが、うまく続けば続くほど利害衝突が起きやすくなります。いつも危機意識があるからこそ創造的なんだけれども、うまくいけばいくほど非創造的になっていきます。*街づくりは、うまくいっちゃいけないんです笑

 だからこそ、先進地域はどこも街づくりの担い手層が一番危機意識を持ち、そうならないように持続可能な発展を遂げている証左でもあるのですが。
 
 また、外部に依存するのも悪い方で例えれば、つねに良薬を求め、即効性の高い効果を期待する<専門家依存ジャンキー>になっていく場合もあります。これはとどまるところ、<信念なき専門家利用>であり、専門家を利用する立場にいなくては、街づくりの主語は住民から失われていきます。

 そういった大きな課題を考えつつ、いつも悩みまくっているというのが正直なところです。

 <続く>
 

<勉強まとめ⑤正しいことを正しくいうとは何か。>

 木下氏が自らのことを「狂犬」と呼ばなくてはならない理由を考えると、重たくなります。
 というのも、彼は真っ当に論じているだけで、全然、狂っていません笑。
 つまり、きちんと論じるのがなんか難しいんですね。。。

 たしかに、言い方もあると思います。

 例えば、
  ①お前は禿げだなあ。
  ②もてんやろ?
  ③身なりきれいにして努力せえよー
 これ、
  ①事実 ②事実 ③改善策の一つとして正しい。

としても、ブスやなあとかブサイクやなあというのをストレートにいうのがはばかれるのと同じで、街づくりでもなんでも、似たようなテイストでいうのは、まあ、問題あるわけです。

 とはいえ、装飾しすぎてもいけないし、的を射ていないのも問題なので、

 ①(もとがいいのに)もったいないなあ。
 ②赤色のシャツとか似合うと思うけど。

ぐらいの感じがいいかもです笑 
  
 つまりは街づくりの問題にしても、批評家目線で切るのでなくて、提案・代案中心主義(案でもって批評する)ほうが良いように思うのです。

 ということをいろいろ考えたわけです^^
 *実は一気に書いたので、ここでへたりました。。。

 木下さんありがとうございました。

 ただ、また今度の話にしますが、産業づくりの話と、街づくりの話がごっちゃになっているところがあるので、それはまた後日。
  <終わり>   

《概念探究学習法に思いをはせる》 

20年以上前に学んだ内容がバカロレアとして復活したり、ジグソー学習法として盛んになったり。あの頃の猛勉強が未だに役にたっていることを思いつつ、言葉は変えるものの、結局、教育史や授業論の蓄積を活かしきれていない、というか進歩の遅い教育のスピードにもいらだちも覚えつつ。最近思うのが、もう一度最初の指導要領が掲げていた問題解決学習法が、まさにソーシャルデザインだなと感じます。戦後の、生活そのものの地域課題に取り組むという問題解決学習から、人口減少による新たな街のデザインをするというプロセスは、ネオ問題解決学習の予感を感じさせます。

<お勧めの本>『サピエンス全史』

 人類史を振り返って、文明のこと、これからどう進むべきかを考えるのに、お勧めの本。ちょっと同じことを繰り返しいうところとか、詳しく書いているようで、推論でしかないところも、かなり上巻(どうしてもホモサピエンスの前文明時代のことが内容として多いので)は見受けられますか、歴史を俯瞰した視点を得るには面白いと思います。
https://www.amazon.co.jp/…/B01LW7JZ…/ref=dp-kindle-redirect…

<スガシカオ「午後のパレード」と地域再生の課題>

 最近地域再生の課題をいろいろ考えるなかで、2006年のアルバム「parade」のラスト「午後のパレード」を思い出します。   
◎動画 https://www.youtube.com/watch?v=xzPfu2VnKXw
◎「午後のパレード」の歌詞
 http://j-lyric.net/artist/a000655/l0091fc.html

 街づくりの黎明期から成長期にかけて、祭りのように楽しく、何か楽しい未来が続いてくれそうな、そんな狂騒に耽ることができます。が、急激な成長期の中で、第一世代の移住者と第二世代以降のn世代の移住者との距離感が生まれてきます。いつのまにか、地域住民と第一世代の移住者の間で生まれた「祭りの一体感」みたいなものが、見知らぬ顔のn世代の移住者の思う、そして作ろうとする「n人が思う街の理想像」とずれがどんどん生まれたり。

 本来、「n人が思う街の理想像」というのが常態なはずですが、街づくり黎明期から成長期にかけて生み出された「街の理想像」が魅力を生み、一体感が生まれたが故に、のちに入ってくる人との間に生じる「バラバラ感」。

 このずれを修正できる社会装置というか仕組みをもって、成熟期に向かわないと、このずれが「しらけ」を生み出したり、個々の街づくりの小宇宙がたくさんできることで、街づくりの一体感が薄まりやすいことが起きます。
 
 とはいえ、このずれが「多様性」であり、「n人の描く街づくり」こそがクリエイティブの証でもあるように思います。が、この多様性に耐えられないのは、「一体感=祭り」が一瞬のきらめきであるということへの認識ができてないことから生まれるものかもしれないなと思っています。
 
 そこで、この祭りの高揚感を得ようと「祭り=イベント」を誰もがやりたがるわけなのですが、すべての人が参加しなければならないもの、「n人を束ねるもの」でなければ「祭り」ではありませんん。だから、祭りでない祭りが繰り返し行われることになるんですが、結果的に、それぞれの街づくり小集団での祭りになるので、より互いの溝を深める結果になっていきます。

 しかし、これが都市化というか、人口が増えていく現象なのだととらえているので、ボク自身は「バラバラ=常態」というふうにとらえています。

 そして、この「バラバラ感」を肯定的にとらえて、お互いの「街づくり小集団」がともに意識しあい、狂騒だけでなく共創できる関係性につなげていく。

 このマネジメントが「街づくりのかなめ」になってくると思っています。この仕組みがなければ、街づくりは持続可能なものになりません。
 
 こんな思いを、いつも「午後のパレード」を聞きながら、歌詞を聞きながら、考えてしまいます。

<スローフードまとめー感想ー>

 おはようございます。修道院ホテルでの生活のためか、早起きになじんでしまったおにぴです^^

 さて、10日間にわたる日本とイタリアでの濃密な体験。まずは、全体を振り返ってみて、そこから各個別の話に行きたいと思います。

 しかし、最初にぶっちゃけていってしまえば、”めちゃくちゃいい体験だった”ということです。そして、ボクが思っている街づくりの方向性と課題。これは当たりまえのことでもあるし、最先端の課題だとも確信できました。

 朝から飛び切りうまいコーヒーを飲んで書き始めました。この深煎りのコーヒー豆は日本の千葉で活躍している小澤陽佑
https://www.facebook.com/aka.oja?fref=ts
からもらったもの。深煎りなのに、必要以上に濃さを感じさせない。彼の仕事ぶりが伝わるコーヒーです。

 帰ってきたから、振り返ってみて、やっぱり血が騒ぎだしましたた、熱くなりました。シンプルですけど、やっぱり、まじめに生きている人間の力はすごいなあと。ビジネス書で安易に、売れるには物語が必要だなんていうことばがうさん臭くなるぐらい、本物には本物の過程があるんですよね。この本物の過程を経てきているから、物語が生まれる。ある意味、本物のものづくりって「神話」なんですよね。土づくり、海づくりに邁進するローカルな人たちが紡いだ”仕事”なんですよね。まさに、神話にふれた10日間でした。
  

(1)なぜスローフードに・・・
  最初は単純な話で、佐賀の友人鳥谷憲樹https://www.facebook.com/toriya.kazukiから「いってみたらいいですよ」というお誘いから。最初は聞いたことあるけど、スローフードってなんだろうぐらいの感覚。正直、行くと決まった前後の審査プロセスも、受け取ったmailの段取り見ても、まあ、ざっくり感漂うもので笑、非常に気楽に考えていたというのも正直なところでした。また、後々にその理由もわかるのですが、事務局とほかの人とのメールのやり取りなどを見ていても、盛り上がるわけでもなく笑。まあ、正直、自分で期待値を上げていくしかないなあという感じでした。

 渡航に際しては、二つの観点でみていて、一つは、アグリツーリズムなどに代表される「暮らし方そのものを観光素材にする」発想を体感してくることでした。
 ビジネスになる観光素材の多くは、①オンリーワンな自然、②金持ち、権力者の遺産。③特産物。この3つにほぼ集約されるのではないかと思っています。しかし、8~9割がたの街というのは、オンリーワンなエリアも持たず、遺産もなく、ただ沢山採れる特産物があるだけという事情だと思います。そうなると、①②③ともに持ったエリアとは違う発想でいかないといけない、それでいて、”地元にある”もの。そこで生み出されるものというのを考えていく上で、「暮らし方」そのもの、そこで済むそれぞれの人の「生き方」そのものを観光素材になっていくようにすることが、一番の観光の良さだろうなと考えていたので、その先進地でもあるイタリアで学んでみたいなというのがありました。

 二つ目に、街づくりの観点から見たときに、単独自治体での勝負を繰り返しても意味ないなというのが現時点での思いです。一つには、人口減少は日本全体で起きていることで、元気な単独自治体が数パーセントできたところで、問題解決にはつながりません。それよりは、自治体連携、民間連携をどんどん増やし、元気なエリアを広げていくことしか、最終的には方法がないのかなと思っています。
 この発想をもとに、昨年は地元にいないで外にばかり出ていき続けたことで、地元での成果が出ず、町から委託事業の継続破棄寸前までいきましたけど、自分の解決方向としては、この方向でしか、根本解決していかないと思っています。
 そのなかで、大事なのは、パートナーを組める人、地域です。点だけで考えるのでなく、点と点を結び、その間の関係性=魅力をどんどん互いに交流させて、うねりを生み出していく、新陳代謝を常に生む、よどみを起こさせない仕組みにしていかなければ、たぶん、圧倒的なリーダー台頭を願ったり、だれもが無責任に「なんもしないことがメリット」になるような地域や組織を作ってもだめだろうと。

 今思えば、こういった思いでみてましたけど、本当に、期待値なかったです笑。

 渡航前に日本代表団のメンバー表みて、面白そうだなあとは思ったものの、スローフードそのものには、今一つ手ごたえを感じるものがありませんでした。

<続く>

テッラ・マードレ= サローネ・デルグスト2016の

<ぜひご一読を^^2>Greenz.jpの記事になりました。

<後編ですが。。>
 自分自身が取材されるのはいつまでたってもなれません。また、上勝町で起業家が増えているのも、人と街のポテンシャル。僕の役割は、ジグソーパズルでいえば、足りない部分のピースを少し作った程度の話です。正直、まだまだなんもできていませんが、少しでも”街づくりの考え方のオープンソース化”につながればと思っています。ぜひ、ご一読ください^^

http://greenz.jp/2016/08/23/kamikatsu_socio_design/

<ぜひご一読を^^>Greenz.jpの記事になりました。

 今年5年目になる上勝町での仕事について、取材してもらっています。僕が目指している、といったら言い過ぎですけど、街づくりのアイデアと実践が湧き出てくるような、自生的秩序の街。全国の数多くの挑戦地域の共通点は、この自生的な姿にあるようにも思います。神山はじめ、美波町、三好市、徳島市ほか、いろいろな街づくりが自生的に徳島では生まれてきています。それぞれに主役がおり、それぞれが地に足ついた実践を営まれています。阿波踊りだけじゃない徳島に、ぜひ一度は遊びに来てくださいね。
http://greenz.jp/2016/08/22/kamikatsu_travel/

<ヒトサラ・インターンシップって?>

<今年最初のヒトサライ・インターンの報告>
 2年前にインターンに来ていたOBの声掛けで紹介を受けた大学生の堀内さんがインターンに来てくれました。
 今年は、公募してきてもらうというよりも、「来てほしい学生」に思考の場を提供するという、人材投資型インターンという考え方でやっています。
 彼女が5日間感じた内容を以下に報告しておきます^^

****
 
 このインターンシップに参加した目的を明示した上で、5日間を通して学び、感じ、考えたことを大きく分けて3つ以下に報告する。
 都市部における農地転換、地方における耕作放棄地の増加、人口減少や高齢化によって農村での生活が維持できなくなっている現状を知り、”農業を手段に、地域に住む人の望む暮らしを実現させたい”という思いがあった。実際に”農業”を1つの大きな要素としてその地での生活や働き方を提示している方に実際にお会いし、その生活や働き方を間近で見ることによって、将来の自分の理想の姿を創る一助にすべくこのインターンシップに参加した。

 先にも述べたように、このインターンシップを通して大きく分けて3つのことを学び、考えた。

 1つ目は、自分は農業を通したまちづくりに興味があるということを自覚したとういことだ。

 ”農業を手段に、地域に住む人の望む暮らしを実現させたい”と漠然と考えていたが、実際まちづくりが誰によってどのように行われているか知る機会がなく、ぼんやりとした目標になっていた。
 しかしこのインターンシップで大西さんをはじめとする様々な視点からまちづくりに挑戦している方々の生活や働き方を見て、まちづくりに対して具体的なイメージを持つことができた。
 具体的には、まちを客観的な立場から捉えその町に足りないものを補う、いわゆる”ジグソーパズル型まちづくり”や、地域に自ら入り込み地元の住民と密な連携を取りながらまちを作っていく”ルービックキューブ型”の2つが挙げられる。後者の場合、地元住民との関係性が深まるゆえに動きづらくなるという懸念点がある一方で、前者においても地域との関係構築の面で難しい面があるように感じた。

何れにせよ、まちづくりの方法に正解はないということがわかり、この面で大西さんがおっしゃった”選んだことを正解にする”という言葉につながるように感じた。

 加えて、大西さんが構想している”発酵村”に関してもその考えが非常に驚くもので刺激的だった。まず地元の阿波晩茶の市場やそ
のターゲットに注目し発酵という手段を提示している点、都市が脳的刺激の生産に適しているとすると、身体的安定をもたらす地方の生活形態に注目して、特に女性をターゲットにした健康的な生活の提供と発酵とが連動している点が特に特徴的だと思った。どんなビジネスでも当てはまると思うが、ある一つのことが爆発的に発展することを考えるよりも、それを基軸としたいくつもの小・中規模の波及効果を狙ったほうが経済的には効率が良い。この場合は発酵を基軸にゲストハウスやパン屋、味噌や醤油の市場拡大が予想される。このようにまちづくりとひとくくりに言っても、様々な形や方法があることを知った。今回は叶わなかったがそれらの提案に対する自治体の反応が非常に気になった。

2つ目は地域を支える産業の多様性とその課題についてだ。神山町に連れて行っていただいた際に訪れたSHIZQさんと上勝町における取り組みを例に説明していこうと思う。
 前者について、こちらの会社では神山町における水の減少やその原因の一つとも言える木材の手入れを一つの大きな課題とした。地元神山で生産された杉を利用し新しい価値を生み出すことで川の水を増やすことを一つの目的としている。
 このお話を伺った時に思いついたのはワンガリーマータイさんの言葉だが、少しずつ木を植えて水を増やす取り組みが現代でも地元に根付いているのだと感動した。

 しかし、一方で、年間で地元の丸太は5~6本程度使用しているというお話を伺って感じたのは、川の水に影響を与えるまで相当な時間が必要であるということだ。もちろん短期的な成果を出すことが地域の産業において最も大事であるとは思わない。しかし、この規模で最終目的を達成することを考えるのであれば、杉の使用量を増やすという非現実的な方法よりも、この活動の根底にある狙い、つまり地元の問題を地元の資源を利用することで解決しようとする姿を他産業に示すことがより有効な手段なのではないかと感じた。

 上勝町では地域を支えるというよりは、結果的に他方面から地域を支えるに至った活動を多くみたと感じている。ゲストハウスにせよ、飲食店にせよ、観光客や地元の住民の需要があって成り立つ。そこに温泉があり、ゲストハウスがあり、それに加えたカヤックなどのサービスがあることで、結果的に町にお金が落ちる。ここでポイントなのは観光客のためだけにある施設やサービスだけではないというところだ。イタリアンレストランのペルトナーレは観光に来た外部者だけでなく地元の方々も利用しているし、ゴミステーションも、環境系に興味をもつ学生の中では一度訪れてみたいと思っているそうだが、あくまでも地元の方が利用しているシステムであり、結果それが外部から注目されている。つまり外部ありきの内部ではなく、内部での必要性があって初めて持続的な地域の産業に成長するのではないかと考えた。

3つ目は阪東農園さんとの出会いだ。これは私の中で非常に大きい刺激になった。
 まず阪東農園の現状を述べた後、特に印象に残っている2点に関して説明しようと思う。阪東農園さんの一番の問題点は圧倒的な人出不足だ。生産だけでなく加工や販売、加えて海外市場への視察や県内の他農家からの買取作業など仕事が山済みにもかかわらず人出が足りずに生産量を伸ばすことができていない。阪東さんに直接お話をお伺いしたところ、学生でもある程度長期であれば手伝いに来
て欲しいとのことだ。最近学生と農業のマッチングが一種の流行のようにも感じるが、学生の場合は短期の手伝い程度であることが多く一時的な技術の伝達による農家の時間の損失が生まれたり、農家と学生の間に意識の差が生まれているように感じる。そのため学生を短期的に受け入れる場合農家はある程度それを承知した上で受け入れる必要があるし、それが難しいのであれば長期的な雇用を目指すことが効果的と言えるだろう。

 しかし現状における本当の問題点は情報が浸透していないことだと感じた。世界にまで市場を広げている阪東農園さんが実は人手不足であることがもっと伝わる手段があれば現状も変化すると思う。しかし誰でもいいから来て欲しいというわけではない以上、ある程度質の高い人を欲しているはずだ。これをSNSで拡散したからと言って良い結果が生まれるとは思えない。誰に向けてどの方法で発信していくかは農業界共通の今後の大きな課題である。

 またお話の中で特に印象に残っているのは海外市場と国内市場に関わる考え方と耕作放棄地の問題に関してだった。海外にも複数の顧客をもつ阪東農園さんだが、もとは初代が上海との取引を始め、それをきっかけに現在まで取引の規模を拡大してきたそうだ。ほと
んどが口コミであり、長く取引をしていく相手とは生産者である阪東さんが直接海外まで出向いて消費者や流通者とコミュニケーションをとっている。特にゆこうという果実は県内で主に有名だが、海外市場での評判を聞いて国内企業からのオファーもくるそう。ただ単に販路を拡大しているのではなく、直接のコミュニケーションを通して培った信頼関係を維持していこうとする姿に持続性の大切さを学んだように思う。国内では、農家の”生産物がお金に換わる”という実感をより高めその後生産のモチベーションにつながるように現金での取引を重視し他農家からの買取も行っている。これは農業に限った話ではないのだが、同業者が同じ縄張りで活動をしている場合競争を生み出すことが多い。阪東農園さんと他の同じ地区の同業者の経営規模が異なることもあり、阪東さんは地区の中で支え合い地域が立ち行かなくなるような経営をしないように尽力されてい
て、根強い顧客の獲得と地域での存在意義の確立が阪東農園さんの大きな強みであるように感じた。

 最後に耕作放棄地に関して、上勝町だけでなく全国の地域で同じ現状であることは言うまでもないのだが、全国で耕作放棄地の問題は深刻化している。
 問題は2点あって、耕作放棄地を利用したい側と提供したい側の情報交換が活発化つ正確に行われていないこと、大学の研究機関や大企業の参入などによる耕作放棄地の活用は長期的な対策にならないということである。
 短期的な参入はむしろ地元農家の負担になると考えられることは棚田のオーナー制システムから見ても明らかである。そこでまずは耕作放棄地を利用したい適切な管理者候補と提供したい側のマッチングをする必要があると阪東さんと意見交換をした。もともと耕作放棄地に関しては興味があったところなので情報交換の方法とマッチングのシステムを体系付けたいと思うきっかけになった。

 以上に書いたような事項をこの5日間で学んだ。将来的に”農業を手段に、地域に住む人の望む暮らしを実現させたい”という思いは変わらないのだが、まちづくりの多様性を学びその中で農業が大きな波及効果を生み出す要素となっていることがわかった。以前から考えていることなのだが、将来は地方で自分の活動が目に見える成果となって現れる仕事をしたい。
 
 しかし大西さんがおっしゃていたように、規模の大きいことを成し遂げようとする場合は他の手段もあるように感じた。軸は変わらないとしても長期的なスパンで考えてどのような知識や経験が必要なのかを整理した上で道を選択していきたい。”選んだものを成功にする”この言葉がとても印象的だが、現在の経験や知識も自分次第で大きく利用できると思った。大学生活中は精一杯ふらふらして自分の軸をより明確なものにすることが当面の目標です。 

***

<おにぴのヒトサラGO出現エリア>

 7月28ー8月1日 徳島エリア
 8月2日 名古屋エリア出現
     (名鉄周辺で飲んでいます合流可)

 8月3日 東京・新橋エリア出現
     (昼から夕方空いてます)  
 8月4-9日 宮城県女川町エリア
      (ずっといつでも)
 8月9日 東京駅エリア(飛行機にのるまで)
 8月10-25日 上勝・徳島エリア
    *ゲストハウスの清掃、インターン受け入れなど
     ありますが、確実に会えます。
     帰省のみなさまぜひ。
 8月26日 東京駅周辺エリア(講演時間以外は)
 8月27日 東京エリア(どフリーです)
という感じです。 

<街づくりの硬直性と交換>

<街づくりの硬直性と交換>
どうしてもプレイヤーの少ない場所だと同じ人間の脳内アイデアを形にすることが多くなるので、ある意味、成熟化と硬直化が同時におきはじめる。

そうなると、意図的に硬直化(ある意味統一性があるといってもいいんだけれども)を壊していくように、

①人の流動性を高めて風通しを良くすること

②一人一人が疲れないようにすること

③考えをオープンソースにすること。

そして何よりも

④プレイヤー同士が、互いの人脈をシェアする事。

昔学んだハーバーマスを思い出してきた。
いまやつているひとさらいの旅も、自分そのものの風通しをよくし、自分自身をシェアし、される《装置》として機能させる取り組みでもあります。

<ヒトサラの旅>

<人さらいの旅ー探し人いずこへー>

視察、勉強会、カヤック、ゲストハウスと連日連投で
久しぶりに書きます。
 すでに始まりつつある”人さらいの旅”、略してヒトサラで
すが笑、注目の探し人を書いておきます^^

 どれも(3軒該当物件あり)、
 ○いまなら”DIYできる家”と”物件”がもれなくセット^^
 ○やる気があるなら、地域おこし協力隊として3年間の
  起業準備も^^
 ○もちろん、おにぴの”あなただけ全面支援”。
  ご近所づきあいから、遊び場情報、人脈支援に
 資金調達支援など、フルサポート^^
  *これが一番、実は贅沢といいたい、大きな声で^-^
 

+++++++++++++++++++++++
①即戦力候補(シニア歓迎)・・・パン屋さん
+++++++++++++++++++++++
 希望;天然酵母と米粉が好き。
    家も焼き釜も作ってみたいと思うDIY好き。
  体力ぼろぼろになる都会のパン屋人生に疑問をもった
 そこのあなたーー^^
  ぜひ、若者からシニアまで、ぜひご紹介ください^^

++++++++++++++++++++++++
②これからがんばる候補も可能・・・発酵(乳酸菌)
++++++++++++++++++++++++ 
 希望;とにかく発酵とかが好きだというあなた。
    ライトで全然大丈夫。
    発酵カフェや発酵ゲストハウスなどを、地産
    ヨーグルトを用いてやれるかた。
  料理研究家とか、管理栄養士さんとかもいいですね。

++++++++++++++++++++++++
③即戦力希望・・・ファスティング&ヨガの
                 ゲストハウス   
++++++++++++++++++++++++
 希望;ヨガインストラクターの経験者。
    山登りやカヤック、サイクリングなどが好き。
    というかたで、ゲストハウスを営みたいかた。
      
 もう、これすぐにでも取り組みたいので、ぜひとも。
 
++++++++++++++++++++++++
④これからがんばる候補も可能・・ドローンレース場
++++++++++++++++++++++++
 希望;ドローンのレース場を核としたビジネスを
    考えています。ドローンに詳しくなくとも、
    結構で、教育及び観光型ドローンの産業を
    生み出したい人募集です。

++++++++++++++++++++++++
⑤コミュニティスクールを核とした教育による街づくり
++++++++++++++++++++++++
 ずっと探しているのに、ずっと見つからないです。
 もう一つの学校、自分でカリキュラムを作り、外の
 世界へ挑戦していく、地域の学校づくりを手伝って
 もらえる方。
 これは地域おこし協力隊で募集します。

以上、5つがメインですが、それ以外でも、おおにしに
この人会わせたいと人がいれば、ぜひおっしゃってください。

9月以外は、いろいろな場所にお邪魔します^^ 

 

<正式募集;発酵と健康で、幸福度の高い街づくりで生きる>

 みなさん、もしよければ、ご紹介ください^^
 いま、僕が取り組んでいるのは、幸福度の高い街づくり。
 何をもって幸福度が高いとするかはひとそれぞれなので、幸福に感じている「脳の状態」「体の状態」から考えようとしています。

 我々が幸福と感じているときにでているのが、幸福物質ともいわれるセロトニン。まだまだほかにも出ているとは思うのですが、このセロトニン、腸から9割も分泌しているようで、ならば、腸内環境を良くしていけば、自然と脳も体も「幸福」になると。
 そこで、腸内環境をよくするのって何かといえば、「発酵食品」。これをビジネスにして、年をとっても健康で、幸福で暮らせる街づくりを「仕事にする」ことができれば、いいんじゃないかと。
 そこで、空海が伝えたとも言われている阿波晩茶。この徳島に残る古いお茶は、普通のお茶とは違って、各家庭で生きている「地の乳酸菌」を用いて発酵させる、珍しい「乳酸菌発酵茶」です。日本には、富山のバタバタ茶、高知の碁石茶、愛媛の石鎚黒茶、そして阿波晩茶の4つしか残っていない、まさに国宝級のお茶でもあります。
 けれども、年々担い手がいなくなることで生産力が減り、どこも非常に困っています。

 しかし、このお茶についている乳酸菌。これを培養し、ヨーグルトにすれば、容易に生産拡大できます。そして「地の乳酸菌」を売ることで、そこで得た売り上げから、乳酸菌発酵茶の生産性を上げるように仕組化することができます。すでにヨーグルトは、5500億円市場。しかしながら、カスピ海やブルガリアなど海外の地産ヨーグルトはあるのにも関わらず、国産の「地産ヨーグルト」はありません。機能性食品として、「R-1」「LG」などの効能性を訴えたものはありますが、これらをもっと日本育ちで、地に足ついた「地産ヨーグルト」の流れを生み出したいのです。

 阿波晩茶に付着している菌は、30種類近くあり、また、抗アレルギー機能や、血糖値を下げる効能など、すでに論文でも実証されています。http://news.mynavi.jp/news/2015/03/06/183/ 
 
 こういった発酵産業に加え、いろいろな健康産業を生み出そうと考えています。

 一例ですが。
 ○ファスティング(断食)と朝ヨガなどのストレス緩和運動をメイ
  ンにした、幸福度の高いゲストハウス
 ○朝、焼き立てのパンの匂いで目覚める、ブレッド・ハウス(パン
  屋さんが営むゲストハウス)。
 
 こういったもののなかに、カヤックやサイクリング、登山などを加えた<健康観光>をやってみたいなと。

 この健康観光に一緒に取り組んでくれる仲間を探しております。
 地域おこし協力隊の枠でも、弊社のスタッフでも、事業パートナーでも、いろいろなスタイルを考えています。
 *結果としては、独立して事業パートナーとして活躍してもらい
  たいです。ですので、協力隊、弊社スタッフとしても3年をめど
  に、独立していく方向で進めていきます。

 今回もそうですが、人との人との縁から、出会いを紡ぎだしたいと考えています。
 
 街にある<財産>を用いて、人を幸せにしていくことで、生きていくことができる。

 こういう仕組みを作っていこうと思っています。

 ぜひ、こういうのが「おもろい」と思った方、街づくりを一緒にしてくれる人、この指とまれ^^

 お問合せ info@bizcafe.info(担当おおにし)まで

<田舎にはプレイングマネージャーが良く似合う>

  ここ最近の地方創生議論において、実は 論者の出生地(平野か山間部か離島かなど)や 「地方」についてのイメージの差が、結果的に 大きく左右しているという内容をいくつか書き ました。  

ロジックとして考えれば、  

①全国津々浦々を公平な環境にするためにお金を使った。→成長期ではよかったことだろうと思います。  

↓  

②ところが維持費であったり、無駄な投資も たくさんしすぎたために、もうお金がないー

↓  

③お金がないときは「使う」ほうがいい。   

 経済はお金を使ってまわすもんだから。 (お金は実態でなく、使った「量」だと いう話)

 いや、「使わない」ほうがいいよ。 使わないでも生きられる方法あるだろう。   

 どっち選ぶ?   

 (いまここの感じ)

 

すごい大雑把ですけど、そんな感じではないかと。

++++++++++++++++++++

この二つの狭間のなかで、地方という存在は、

二手に割かれています。

++++++++++++++++++++

 

人口30万以上の都市だと、コンパクトにして コスト下げながら、

大きな経済の流れについてい かざるを得ないし、利益を生み出して、

財務を よくする企業的なアプローチが有効だと思います。

ところが、その周辺に存在する小さな自治体に なると、条件不利地であるから、

儲けることが とたんに難度が上がる。

だから、小さな自治体は、特殊解(そこでしか できないこと)を生もうと必死に

努力している と。

まさに地方は東京のように、ビジネスをどんどん できる体制になるように求められるし、

しかし 同じ行政区域内(県)には、たくさんのビジネス 条件不利地域の過疎があり、

過疎では、経済とは 異なる「働き方」「暮らし方」などの方向で 生き残りをかけ、

価値観そのものも相反した ベクトルでひっぱられると。

 

相反するベクトルの綱引きのなかで、 どういう処方箋が必要なのか、

非常に 難しい現状です。

 

***

そういう特殊解を求める「田舎」なんですが、 求める人材像と活躍できる人材に

はずれがあります。 というのは、特殊解を生み出すことができる 人材は、

田舎では本来「受け入れられにくい」 人物であるはずですし、田舎では理解

しがたい ことを次々と行動できる人でないと、特殊解 を生むなんて荒業は

とてもできません。

が、田舎で活躍するためには、特殊を追いかける 人物にも、等しく「プレイヤー」

であることを 望みます。つまり、そこに住み、そこで仕事し みんなが「動いている」

のがわかりやすい人物を 望みます。

 

++++++++++++++++++++++++

こうなると、問題は、企画をしながら、田舎の なかで動き回る、

外から見ていて、努力がわかり やすい「プレイングマネージャー」

であることを 求められるのです。

++++++++++++++++++++++++

 

しかし、野球の世界でもプレイングマネージャーが うまくいったためしが

ほとんどないことからも わかるように、両方をバランスよくやるというのは

監督と選手の両方をやれという荒業を要求している に等しいのです。

監督は監督の仕事を、選手は選手の仕事を役割と してする分業が

やはり必要な気がします。 が、実際の多くの地域で必要としているのは、

まさに、そういう人なんですが、実際にやっている人たちはみんな消耗し、

疲れ切る時期がもう少しできているように 思います。

プレイングマネージャーをやればやるほど、 企業人として業績をのばすほうに

シフトしていくか (マネージャー(監督)側へ)、それとも、 街づくりとして、

プレイヤーに徹して地域に 入り込んでいくことを望むのか。

 

どちらを選んだとしても、マネージャーになれば 住民から動きが見えなくなり、

うわさやまわりまわった 情報で理解されるようになるので、孤独に陥るし、

プレイヤーになっていけば、当然、企画を考える 時間は無くなる。

 

だからこそ、いかに、人を消耗させない 街づくりと経済を生み出す仕組みを

考えないと 非常に問題が大きい。

2016,4月5月とケーブル阿南に出ます^^

<恥ずかしくて言えていなかったのですが・・>
 毎週水・日に、わたくし、徳島県阿南市の
ケーブルテレビで2か月、街づくりと教育について
1時間トークしております。

 タイトルは

 「上勝で考える(街づくり)」(4月)
 「(上勝で)教育を考える」(5月)

 阿南市だけと思うなかれ・・・・

 徳島県全部で見ることができます。

放送時間 : レギュラー放送
水曜 : 7:00 / 12:00 / 15:00 / 20:00 / 23:00
日曜 : 12:00

 あまりにも恥ずかしくて、自分では見ることが
できませんが、告知しないのも罪だなと思いはじめ
重い口を開けます。。。。

<長老型とベンチャー型の街づくり>

 地元の長老が「よっしゃよっしゃ」「やりなはれ」と
いって、大きな目標の設定とサポートに回る長老型街
づくり。例は、海士と神山。

 起業家精神に富む首長や街づくりのトップがけん引
していくベンチャー型街づくり。
 例は、武雄や福岡市など。
 
 日本には長老や殿がプレイヤーに回るより、
みこしに担がれるぐらいがちょうど
いいのかもしれないなあと。

 結果的に上の事例のところはそうなりつつ
ありますけど、<長老+ベンチャー型>が過疎の
街づくりでは、定式なのかなあ。

 ①長老(自治体)+ベンチャー(民間)
 ②ベンチャー(自治体)+長老(民間) 

第三の道というか、理想は、
**********************
 ③ベンチャー(自治体)+ベンチャー(民間)
  +長老(サポート)
********************** 

による街づくりなのですが、ここをちょっと狙って
みたい気がしますよね笑。

 僕の教育の理想は、ピッコロの最長老なので、
長老ポジ目指したいです^^

 

<地方創生論ははだかの王様化しつつある>

 

<前編>
 本日のおともの本。
 
 「地域再生の失敗学」
 
 おおよそ、地方創生ブームの裏側が出版されつくして
きました。
 おおよそ、補助金が投資でなくて、使い切り。維持費を
考えない非ビジネス設計。土建国家と仕組みが同じ、補助金
漬けの新たな土建構造類似型ビジネスになどなど。

 現場のプレイヤーから見れば、当たり前の直視している
現実が見え隠れしています。

 とはいえ、本を書いている人の80%はうなづけるものの
(分析部分はほぼ当たっています)が、残り20%の提案
部分がなんとなく、うなづけないところがあります。
 *この本がというよりも、どの本も同じ傾向に。

 批判を返してこない公務員批判であったり、政府の政策
批判とMBA講座みたいなビジネス処方箋。

 原因がわかっても、どういう薬を打てばいいのか、
本当のところは、それぞれの人口規模や近隣都市の力加減、
町がどのような文化、産業、教育ステージにたっているの
かなどによって、かなり変わっています。

 そして、そもそも論ではありますが、産業を生むに
あたって、それほど合理性の高くない場所から順番に
人口が減ってるわけであって、ビジネスという処方箋が
効きやすいとも限りません。

 そういう意味では、県庁所在地などの地方中枢都市以外の
人口規模の多くない地方零細エリアというのは、もともと
産業構造そのものが脆弱ですので、「依存体質になりやすい」
わけです。

 
 そういうわけで、何かしらのビジネスを考えるならば、
かつての発展途上国のように、モノカルチャーというか、
その土地の特性を活かした一点突破的な産業づくりを
少なからずやらなければなりません。

  が、モノカルチャー経済の特徴としては、外部環境に
影響を受けやすいという性格があるので、自立しようが
補助金であろうがどっちにしても外部環境の影響を色濃く
受けるわけです。

 結局のところ、平野(都市)で育ったビジネス観と、
山間・島(過疎)で育ったビジネス観では、かなり
大きな違いがあるような気がしてなりません。

 そういう意味では、論者が平野出身者か、山間・島
出身者かというのも、論の根底イメージに影響を与えて
いるように思います。

 
 そして、これらの話を突き詰めると、人口減少社会
では、平野に住め論(コンパクトシティ)にいきつく
わけでして。

 地方創生をやっているプレイヤーは、こういった
本で刺激を受けているわけですが、同じ刃の返しで
かなり厳しい状況が待ち受けているのは間違いあり
ません。

 最小コストのインフラ整備の費用を割り出し、
行政コストの最適化をしつつ、どうやって生き残って
行くのか、切実な争いが今後生まれてきそうな気が
します。

<後編>

今日も何冊かななめ読みしています。
 
 地方創生論のいろいろな本。

 こういうのが出てくる時点で、やっぱりブーム
なんでしょう。

 しかし。

 読めば読むほど、紹介している成功例というのは
財務諸表みればそうでないことが一目瞭然ですし、
経済的に成功している事例をみても、それは企業
としての成功事例であって、街づくりの成功事例
ではないような気がします。
*ここが大きなポイントでして。

また、分析をしにきた識者はデータやヒアリングの
恩義があって本当の姿を描くことがかなわない、
道義上の問題を抱えます。

また、現場を見ることがほとんどない識者の、
マスで議論するパターンでは、マクロな問題設定で
見るがゆえに、ミクロな現実が見えにくくなるし、
リアルな処方箋に思えません。

現代版「姥捨て山」の議論の延長です^^

 どっちの論にしても、実態は「伝わらない」し、
「伝えられることはない」という結果になっている
気がします。。。

 いつまでたっても、大本営発表の構造が抜けきれて
いないわけでして。

 いやあ、どうしたらいいんでしょうかね笑

 過疎がまだらに消滅していくなかで、
大多数が「平野の住人」ですので、民主主義の
原則にのっとれば、時間の問題で、「平野の論理」
で物事は決まっていきます。

 こういうほんとの議論を、どこでしたらいいん
ですかねー