地域再生の実践講座6~なんもないところから手がけるには?~
前回までは上勝の事例をもとにしたので、ちょっと疑問に
思った方もいるでしょう。
そう、
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うちは成功も何もしてない、ただの過疎だ
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というやつです笑
あるいは、
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まだ大丈夫だけれども、なんもない町。。。
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すでに、存在そのものが「弱点」というケースです!!
これはほとんどのエリアが該当していると思います。
もう、本当に「何もない」というエリア、確かに
あります笑
さあ、ここからなんです、本当の意味でのケース
スタディは!!
まず、田舎のいいところ、人情・自然・食べ物。
これに普通はいくと思います。
けど、違うんです。
前にもいいましたが、
まずはそこにいっちゃいけないんです。
そこは誰もが思いつくエリア。
まさに、競争の激しい場所、レッドオーシャンです笑。
「ああ、お米がおいしい」
「ああ、お水が美味し」
「ええーー、無農薬の野菜がこんなにくれるのーーーー」
とか、たぶん感じると思います。
けど、それ、日本全国、田舎は、うまいんです笑
そして、そこから六次産業化したとしても、
それはリデザインして、こぎれいにしただけの話で
なんも原点は変わっていません。
それよりも、まずは、「捨てられたもの」探しです。
シャッター商店街とか、最高です。
廃墟、もうたまりません。
こういうのって、どうしようもないと烙印を
押されたものです。
こういうどうしようもないものを、多く見つけてください。
できるだけ。
そこからアイデアを練っていくんです。
例えば、シャッター商店街。
シャッター、これキャンバスにもシアターにもなんでも
できます。
捨てられたシャッター商店街ですから、所有権と使用権を
切り離して、いかようにでも使えます。
ぼくがいまアイデアとしてあるのは、・・・・です。
*これは講演とか視察にてお話しします笑
おもしろいんですよーー
廃墟とか、いま取り組んでいるN市にもあるんですが、
ここはほんまもんの霊がでるところで有名。
もうこういうのってたまりませんよね笑
もう霊界合宿とかやりたくなります。
まあ、これは冗談として、廃墟アートの町でも
いいですし、廃墟を使った映画のロケ村とか、
廃墟の古材を使った家具しか作らないとか、
いくらでもアイデア浮かびます。
こういう捨てられたものからでてくるアイデアって、
競合とかぶらないので、とがったいいアイデアになりやすいん
です。
ところが、六次産業化とか、どこでもだれでも取り組んでいる
ような、それもプロがうごめているエリアで商品を開発するのは
一苦労です。
そうじゃなくて、だれもが捨て去ったものから、アイデアを
構築していくととんでもないアイデアに広がっていく。
例えば、高齢化率が高いからって高齢者を毛嫌いしますけど、
高齢者、元気ですし、可処分所得も高いです。
だったら、高齢者しかいない村とか、高齢者ばっかりが
遊べる町とか、いろいろできそうです。
どこにいっても、高齢者が遊べる歌声喫茶、ゲーセン、
カラオケ、山登りなどなど、高齢者のためのディズニーランドが
あってもいいじゃないですか。
180°違うところにこそ、ボクはアイデアの宝庫があるような
気がするんです。
<続く>