地域再生の実践講座7 ~手がけるには、イベントより大事なことがある~
いろいろな人に読まれていることが最近わかり、
びびっています、おにぴです。
今日は、町おこしの手がけ方です。
一般的に、町おこしの手がけ方で王道は「イベント」です。
確かに、人を巻き込み、多くの人が集まり始まれば、
「活性した」事にはなると思います。
けれども、ボクの町おこし論からすれば、
「できるだけ後に回す」です。
というのも、このイベントというのは魔物でして、
いろいろなメリットとデメリットを生み出します。
メリットについてはみなさん、よくわかると思います
ので、デメリットだけ書きます。
多くのイベントがボランティアに依存しています。
売上になるからとか、賑わいを作るために、とか
いろいろな理由がありますが、とにもかくにも、
イベントで飯を食べれないことがほとんどです。
そして、こういうイベントをやっている多くの
人は、同じメンバーで回していることが多いです。
楽しいから、やる。
確かにそうなんですが、仕事って、基本は、
「誰もがやりたがらない」ものであったり
「誰もがやれない」ことをするからお金に
換算されることになります。
仕事というのは少なからず苦痛を伴う
ものですから、楽しいからやるボランティア
はどんどん仕事のようなクオリティから
ずれていきます。
それが続けばどうなるか。
「ボランティア疲労」
を起こすわけです。
そして、それはどんどんボディブローのように
効いてきて、「一時の活性」すら起こす気をなくして
しまうわけです。
そして、本業に影響を出し始め、ついに
イベントを行うことが苦痛に成り、そもそもの
目的すらも達成できなくなる。
そういう宿命を構造的にもっているのが
イベントというものの怖さです。
*長く続いているイベントである祭は、そこを
神事としての意味や、周辺で儲かるように仕組みが
できているもの、1年に一度だけという限定が
続かさせているのです。
ですので、イベントをやると言うことは、戦略的
意味がなければ、一番最初にやってはいけない禁じ手です。
では、
(1)イベント以外で何をしかけるべきか?
(2)イベントをするとすれば、どうやれば
ボランティア疲れを起こさないのか?
です。
<続く>