海士町のメンバーを迎えて学んだこと

島根県海士町から友人たちを呼んでクローズドの勉強会を行いました。

塩分、糖分、脂肪分と異名を取る海士と上勝3兄弟のそろいぶみでのトークセッションでもあり笑、東京や静岡からもわざわざ来てもらった、贅沢な会となりました。

さて、僕なりに、議論した内容を書き出してみると。

1.地域おこしの核は教育。

地域の未来を見せる教育なくして明日はない。

2.とはいえ、教育を制度設計を変えずにこれまでの文脈で語ると「どこかでみた、聞いた議論」にしかならない。だから、教育の文脈を外して、いろいろな観点から考えることが大事である。

例えば、
学校は子どもだけが使う場所か?
学校はその場所でなければならないのか?
学校は先生がいなくてもできるのではないか?

などなど

3.広域連携型地域おこしへのステップ。

教育は硬直化した学校制度のおかげで、どこも学校制度自体は全国ほぼ同じ。ということは解決手法がそのまま水平展開できる可能性も高いし、使える手法も多い。そういう意味では、教育を基盤にした地域おこしは、全国で模倣しやすい。

4.広域連携型地域おこしで、遊牧民の回遊性を高める。

徳島県内(神山などの他地域との交流)、県外とのノウハウ共有と人の交流で、互いのトリガーを引くことができないか考える。例えば、うちのインターン生や地域おこし協力隊を別の先進地域へ留学させる。逆に受け入れる。こういう交流が増えることで、ゼロから町おこしを行う過疎地域でも、効率的にノウハウが広がる。

5.上勝をインターンのポータルにし、派遣する。

各自治体向けのサービスとして、インターン先進地域の上勝等から、ほかのエリアへとインターン生を派遣し、先進地域とこれからの地域の対比を学んでもらいつつ、インターンをどんどん受け入れする素地を高めていく。こういう取り組みをすることで、プロジェクト型の町おこしを 誘発させることが可能になる。

などなど、いろいろ整理もできたり、やはり必要だなと思うところがありました。
もし、こういう取り組みでいっしょにできる自治体さんいればぜひ。

協力隊の留学制度を今年中にはしたいです。1週間程度から1ヶ月程度をまず取り組んでみたいと思います。

こちらは宿舎があるので、受け入れは随時可能です。
どんどんおもしろいことしましょう^^