西崎義展『「宇宙戦艦ヤマト」を作った男』

ボクの子供時代に熱狂したアニメの一つが、宇宙戦艦ヤマトであり、

ガンダムであり、のちのエヴァンゲリオンにもつながる、王道のアニメ

だった。

そのヤマトのプロデューサーである西崎氏の生き様を描いた

本。

もうこんな人出てこないだろうな、という人がどんどん亡くなっている。

日本がどん底だった戦後を生き抜いてきた人たちは、やっぱり

面白い。えげつないほど、面白い。

論理と圧倒的な実行力に、虚実と愛人の影。

無菌主義の平成の世には生きにくい人だろうけれども、

こういう昭和な光と影の人物が夜を動かしたんだろうなあと。

好きか嫌いか評価の分かれる人物がぎらつけた時代、

そこにちょっとうらやましさを感じる。

 

そんな本でした。

書評 http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20151014/E1444757153824.html
Wikipedia 西崎氏について

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B4%8E%E7%BE%A9%E5%B1%95