地域再生の実践講座9~個の戦いではない~

今日は大変だった、おにぴです笑

さて、今回から趣向も変えて、地域おこしを
行う「方向性」みたいな話しをしていこうと思います。

地域おこしは、最初は一人で、そして仲間と一緒に
というのが定番です。

が、大きな問題は、「我が町視点」しかないことです。

例えば、上勝が、神山がと成功したといったところで
手前の町である、勝浦町や佐那河内村が衰退すれば、
自ずと消えていきます。

行政区分はそれはそれとして大事なものでもありますが、
人口減少社会においては、そういう行政区分での
町おこしの分裂は、無駄なものにおもえます

しかし、多くの町おこしは、そういう行政区分を
超えて行われていないように思います。

町おこしに成功にまで「縦割り」感覚が根付いている
というのでしょうか。

このあたりの視点を捨てて、
①ノウハウを惜しみなく提供する。
②先進地域と先進地域を結ぶ。
③新たなネットワーク創造していく。

という3つの観点から、町おこしの方向性を
シーズン12から見ていきます。

すでに、東京で情報を仕入れて、田舎で
やってみるパターンのネットワークは定着して
いるんですが。。。

結局の所「上澄みの模倣」だったりにならざるを
えず、そこには創造への執念や好奇心を感じない
わけです。
*悪いわけじゃないんですよ。それしかない
というのが問題点。

たぶん、葉っぱビジネスのようなものは
出てこないと思います。

葉っぱビジネスには、土地も狭く、条件不利地
で、そこには、アンチ東京であったり、ほかの
恵まれた地域への嫉妬など、そういうアンダーグラウンドな
感覚が屋台骨になったりするんだと思うんですね。
ネガティブなくしては創造性を形にし、
継続へと突き進むにはちと、胆力がたりない気がするのです。
どの地域もひとかどのものにするために、
少なくとも10年。成功と言われるまでには
20年以上かけておられます。

この10年、20年と継続してできるためには
やはり、「わー楽しー」とか、「ちょーかっこいい」
みたいな消費感覚ではなくて、もっとじとっとした
ウェットな感情抜きでは支えてこられないものが
有るんだと思うのです。

そういう意味では、先進地域にはどこか、そういう
じめっとしたところがあるはずです。

逆に、恵まれているところというのは、そういうふうに
ならず、既得権益ばかりをせめぎ合う「余裕」があるからこそ
なんにもしないし、勝ち逃げしようと上の世代が思えるわけです。

次回からは、このウェットな感情と、進化論を
切り口に話しを進めていきます。

<続く>

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