地域再生の実践講座8~戦略的イベ….

地域再生の実践講座8~戦略的イベントのススメ~

ここまでえらく「イベント=町おこしの初手の禁じ手」と
論じてきましたが、実は、すべてのイベントを初手として
禁じ手にしているのではないんです。

つまり、「初手にすべきイベント」と「初手ではしてはいけない
イベント」というのが有るのだと思うのです。

世の中のすべてのことは、必ず両面があるものです。

そして、その両面性を上手に使い分けるためには、
「条件設定」が非常に重要だと考えます。

例えば、「自分を知って貰う」ための道具として
イベントをツカウです。これは初手に有効なイベントです。
*けれども決して主催である必要はありません。

ネット通販でも、いろいろな広告を打ちますが、
同じように、自分を知って貰いたい人が集まる
「イベント」に出向き、「自分を売る」。
けれどもサービス・商品は売らない。
あくまで自分を「売る」。

この「自分を売るためのイベント」が上手な仕掛け人
が多いのが、四国で言うと香川です。

みなさん「人柄営業」とでもいうのでしょうか、上手です。

地域に入るときに、同じように人柄営業をしようとして
地域に入り込みすぎてしまうことが多いのは、「地域が
ボランティアで成り立っている」からで、そこに出向き
過ぎると、営業がうまくいけばいくほど、本来すべきことが
できなくなります。

ですので、初手ではないというのが、ボクの印象です。

次に、では初手にやるべき事として何があるのかといえば、
1つです。

まず、
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「拠点」を作ることです。
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家でもなんでもいいのですが、自分の拠点=表現物が
できると、地域に非常にわかりやすくメッセージをだす
ことができます。

ボクにとっての「拠点」、それも、地域の私への評価そのものが
変わったのが、シェアカフェでした。

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飲食を行うには難しい山奥の立地
(困難な場所でもやろうとする姿勢をみせれた)
古民家をリノベして使う。
(低コストでもやればできる。
変わるのは簡単だというメッセージ)
シェアの手法を使い摸擬起業を行う。
(魅力のある人が集まってくれば、思わぬ価値が生まれ
楽しいと言うこと)
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こういった拠点で自分のやりたい哲学の入った
メッセージを送ることができたのが、最大の効果
だったと思います。

ですので、事務所でもなんでもいいのですが、
まず、自分を表現する「拠点」を作ること。

みんなが集まれる場所にしていくこと、そういった
自分そのものを代弁する「ハコモノ」を作り、
そこで自分の思う町おこしのイメージを「形」にする。

そこではじめて、自分の考える町おこしの姿が
「実体・実態」として見えてきます。
いま、四国のあちらこちらにシェアカフェができていますが
このシェアカフェの良さは、まさに、町おこしの仕掛け人の
哲学が見えてきやすい点です。

例えば、うちのシェアカフェだと、やはりボクと同じく、
いろんなキャリアを持った人が集まりやすく、年齢も
20代から60代までと幅広い。
ボクの哲学では、地元だけでなく、いろいろな
人が集い挑戦できる場こそが望ましいという価値観がある
からです。

小松島の例だと、女性が主催者なので女性が多いし、
女性と地域を応援する姿勢が出ています。
坂出の例だと、団塊の世代が中核のようですし、
宇和島の事例だと、若い女性。
武雄の事例だと、エネルギッシュな強者。
池田の事例だと、デザイン志向なワカモノなどなど。

こういうふうに、それぞれが支援したいマーケットや
応援の仕方、お店の内装の感じや値段設定に至るまで、
そういう思想が見え隠れします。

いま作っている新事務所やゲストハウスも、新たな
リノベの拠点として活用していくために作っており、
そういう拠点づくりを仕掛けていくことが、非常に
町おこしを多様で多層なものにできると思うのです。
とはいえ、
これまでの拠点作りは、閉じやすくセクト感まるだしの
「既得権益の防衛拠点」のように思えます。

ハコモノ行政と呼ばれた物の多くが、失敗し、
負の財産になっているのは、「地域おこしではない
ところに目的があって作られたもの」だからです。
まさに、既得権益の象徴だったから、人が
集まらなくなるのです。

そういうものでなく、新たなうねりを何倍にも増幅
させるための仕組みが、初手としての「拠点+イベント」
の町おこし方程式かなと思っています。

*今日は疲れ切っているので、マイルドな主張で
した。。笑

<続く>

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