Japan Times Satoyama 推進コンソーシアム実践者交流会2018・中国5県地域おこし協力隊研修会・神石高原町ふるさと回帰塾のパネラー参加(記事参照)

https://satoyama-satoumi.net/report/1132/
Japan Times Satoyama推進コンソーシアム(代表:末松弥奈子、株式会社ジャパンタイムズ・代表取締役会長)は、10月20日(土)、21日(日)の2日間にわたり、中国地方知事会、神石高原町と共催で、『Japan Times Satoyama 推進コンソーシアム実践者交流会2018・中国5県地域おこし協力隊研修会・神石高原町ふるさと回帰塾』を広島県神石郡神石高原町の神石高原ホテルで開催されました。パネラーとして弊社代表が参加しました。

【概要】
日時: 10月20日(土)13:00-18:00(予定)
10月21日(日) 9:00-13:00(予定)
会場: 神石高原ホテル(広島県神石郡神石高原町時安5090)
主催: Japan Times Satoyama推進コンソーシアム、中国地方知事会、神石高原町
協力: 広島県
後援: 総務省、農林水産省、経済産業省、環境省、全国知事会、全国市長会、全国町村会

プログラム内容(予定):
<10月20日(土)1日目>
■ 開会・主催者挨拶①(13:00)
末松 弥奈子(Japan Times Satoyama 推進コンソーシアム代表 / ジャパンタイムズ代表取締役会長)
入江 嘉則 神石高原町長

■ 来賓挨拶 小林 史明 氏(衆議院議員) ※予定

■ 基調講演「里山資本主義の理念と実践」
講演者:藻谷 浩介 氏(日本総合研究所 調査部主席研究員/ Japan Times Satoyama 推進コンソーシアム アドバイザー)
■ コンソーシアムセッション① 里山里海x起業
モデレーター:宮城 治男 氏(NPO法人ETIC. 代表理事)
パネラー  :真鍋 太一 氏(株式会社フードハブ・プロジェクト 支配人)
森山 明能 氏(株式会社御祓川 シニアコーディネーター/七尾自動車学校代表取締役社長)
渡部 美佳 氏(株式会社ミュウ 代表取締役)
■ 主催者挨拶 ② 湯崎 英彦 広島県知事
■ 実践事例紹介 ①【地域活動】「ひろしま里山グッドアワード」取組発表 表彰候補5件
■ 実践事例紹介 ②【地元活動】 地域と取り組む「ナマズ・プロジェクト」発表
油木高校のナマズを活用した取り組み
■ コンソーシアムセッション ② 里山里海x教育
モデレーター:藤沢 烈 氏(一般社団法人RCF 代表理事)
パネラー: 大西 正泰 氏(一般社団法人ソシオデザイン 代表理事)
大野 圭司 氏(株式会社ジブンノオト 代表取締役 / キャリア教育デザイナー)
入江 嘉則 神石高原町長
■ 表彰式
ひろしま里山グッドアワード 表彰
プレゼンター:湯崎 英彦 広島県知事
Japan Timesフォトコンテストアワード2018
プレゼンター:末松 弥奈子(Japan Times Satoyama推進コンソーシアム代表 / ジャパンタイムズ代表取締役会長)
■ 終了(18:00)
■ 懇親会 ホテルのレストランにて立食形式で実施予定。

<10月21日(日)2日目>
■ 総括講義(9:00)
「地域資源を活かした事業展開」
曽根原久司氏(NPO法人笑顔つなげて 代表理事)
■ スタディツアー ・地域資源活動事例の実践視察
[3コース]  ・地域おこし協力隊員の活動地視察
・地域の特色ある実践活動
※スタディツアーの詳細はコチラ:http://jtimes.jp/studytour
※3コースより1コースお選びいただきます。
■ 閉会(13:00)

レポートでは以下のようにまとまられました。
「二つ目のコンソーシアムセッションでは、一般社団法人 RCF の代表理事である藤沢烈氏をモデレーターに迎え、『里山里海X教育』というテーマで、3名のパネラーが地域振興における教育の役割やあり方について語った。

徳島県勝浦郡上勝町を拠点に、起業家教育を根幹とした地域再生に取り組んでいる一般社団法人ソシオデザイン代表理事の大西正泰氏は、「地域に高校がなくなるとなかなか人口減少に歯止めがかからない。自らで正解を作る力を育み、それを生かして地方で起業という選択肢につなげるには、地域の人が『教育すると都会へ出て行ってしまう』という恐怖を捨て、地域そのものを学校化するしかない」と語った。

株式会社ジブンノオトの代表取締役で、キャリア教育デザイナーの大野圭司氏は、山口県大島郡周防大島町で、100年後を作る教育を目指し、地域をベースに起業家精神を養うキャリア教育プログラムを、子供たちをはじめ、企業や行政に提供している。「家庭はさまざまだが学校は皆等しく授業を受けられる。学校を拠点に、保護者や地元の人々を巻き込んでいけば地域が変わる。『地域で頑張るのはかっこいい、面白い』を体感してもらうと、実際に起業したい若者が増えてきている」と話した。

神石高原町の入江町長は、「誰もが挑戦できる町という環境を整えることが行政の役目だ。油木高校ではナマズ・プロジェクト以外にも、神石高原町との連携のもと、慶應義塾大学 SFC 研究所の支援を得て、『油木高校生がつくる神石高原町ドローンアカデミー』が今秋発足。いくつもの小さな成功事例が目に見えることで、さまざまな世代が仲間に加わり始め、人のつながりができていくことが最重要」と語った。

モデレーターを務めた藤沢氏は、「地域の資源に気付くだけでなく、それをどう生かして使っていくかを考える力をつけるために、地域での教育が重要になることを、実例をもって学ぶことができた」と締めくくった。」