<映画紹介>『フラガール』シネカノン制作・配給

タケです。

初めて会う方に自分の仕事の話をすると「地域創生とはなんですか」といった話になります。

正直自分もベストな答えが返せず、むにゃむにゃ言った後で「勉強中ですなう」で終わってしまいます。

まさに勉強中の身で、自分にもできそうなことだったり手軽なものは観たり聴いたりするようにしてます。

その中で最近観た映画の紹介を少々・・・

タイトルどおり『フラガール』です。

松雪泰子さん、蒼井優さん出演で日本アカデミー賞なども受賞している2006年の映画です。

舞台は福島県いわき市。大幅な規模縮小に追い込まれた炭鉱で働く人々が職場を失う現実・苦悩に立ち向かい、町おこし事業として立ち上げた宿泊付き温泉施設 常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生から成功までの実話を元に描いた感動物語です。

舞台は昭和40年ごろ。時代の流れで石炭から石油の輸入への転換に伴いどんどん縮小される炭鉱場。

炭鉱がなくなればみんな生活ができなくなる。職を求めて町から出て行ってしまう人もいる。

建設当時は海外旅行が自由化になったばかりで「日本人が一番行ってみたい場所ハワイ」とは言うけれど、ハワイアンセンターは当初かなり悲観的な見方をされていたようです。

地元の温泉旅館からも大型宿泊施設は反対されたものの、当時の社長は一軒一軒まわって地域にまずお客さんに来てもらい、その上で地域全体が繁盛する商売の関係を考えようと説得し続けたそうです。

施設の従業員、コック、踊り手、売店員はすべて地元の人たち。レストランの食材や土産も地元の生産者から調達し、宿泊者に提供するアロハシャツやムームーさえも地元の工場で生産をしていました。人も物も何もかもすべてが街で揃えたの手作りです。

オープンしてみると心配していたのはどこへやらの大盛況。50年ほどの歴史の間には客足が遠のいた時代もありましたが、なんとか乗り越えさらに発展し年間150万人も来場する大人気施設となっています。

『フラガール』も後押しとなり、上映前はフラのショーも空席があったようですが、上映後はショー見学のみのお客さんや立ち見が出るほどの盛況ぶりだとか。

映画では南海キャンディーズのしずちゃんの演技がこれまた涙を誘いまして・・・

映画に使用された衣装や小道具の展示スペースも設け、映画を観た人であれば「あの感動をっ」といった感じでしょうか。

現在では地元の商工会と連携して無料周遊バスを出して街全体に観光客の流れを作るなど、地域全体が協力し合って土地の魅力を味わってもらえるような努力をしています。

見事な町おこしですよね。自分も一度行ってみたいなと思いました。