本日の新聞掲載につきまして、皆様にメールなどをいただきましてありがとうございました。
これもひとえに、地元の皆様、役場のみなさまのご理解有っての事だと思います。本当にありがとうございます。
今日も、河川関連の皆様のご理解もいただいて、今年度開始するカヤック事業も大きく前進することもできました。教育事業も新たな水平展開を見せ始め、ボクの目指す、上勝の成功モデルを上勝だけにとどめるのでなく、いかに水平展開していくかという「広域連携型地域起し」への第二章がはじまりだしたところです。
上勝に来て、ようやく2年たちましたが、理想とするスピードにはまだまだ遠く、そして一つ一つの事例の成功にはまだまだ行き着いておりません。
「広域連携型地域起し」へのステップアップのわかりにくさなど、本当の意味でのシェアノミクスの定着や水平展開にはかなり時間がかかりそうです。
すでに、単独自治体の成功モデルは終わりを告げようとしています。
どんなに上勝にヒトや産業があふれても、手前の勝浦町や奥の那賀町が寂れてしまえば、それは、なんの意味もありません。
成功すればするほど、惜しみなくノウハウを提供し、また異なるスタイルで成功していくお手伝いをする。
神山の成功が三好市や美波町に広がっているように、我々もまた、「上勝」だけにこだわることなく、水平展開していく。
この連動性を高めることなく、本当の意味での成功はあり得ないと思います。
ボクのふるさとは、徳島です。アイデンティティのある徳島人として、まず、恩返しをしたい。そして、お遍路機能で我々が自然とアイデンティティを育てて貰っている「四国」という風土に感謝し、シェアノミクス(結い)を広げていきたい。
その上で日本各地の、消えゆく故郷の地に思いをはせ、人口減少社会の新たな社会像を創造し、どこにでもよく似た大型店で埋め尽くされた都市ではなく、先人の作り上げた歴史の積層の上に登場するであろう「コンパクトシティと新たな里山郊外」の適切な関係性を生み出したいと考えています。
今日一日、お声がけをいただきましたみなさま、本当にありがとうございました!!
大西正泰 拝