<「街を作る」という目線>

 今日は、前々から行こうと思いつついけてなかった
代官山蔦屋に。

 正直に言えば、本の量は思ったよりも少ないものの、
カフェもあれば、セルフレジも視聴コーナーも充実。

JR恵比寿駅から、ゆっくり街並みをみながら、
周辺もみてきたけれども、この蔦屋の周辺も
おしゃれな店も多く、空間としての価値が高い。

本屋というには、かけ離れたものではあるかもしれない
けれども、外国人も多く、本屋なのに、観光地という
おもむき。

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同じ敷地内に、カフェレストラン、動物病院、サイクリング、
おもちゃ屋に、アート展示と、感度の高い人が集まりやすい
仕掛けができており、集積効果が非常に高くできている。

代官山というよりも「TSUTAYA街」の様相でした。

いろいろとみたけれども、このアンテナの高いお客さんに
的を絞り、空間価値を高める集積というアプローチは、
やっぱり効果が高いし、はずれがない。

田舎では、イオンが、その土地にはない「お店」を
集積させて、郊外に巨大な「商店街」を作る。

これもまた、一つの空間集積である。

このように考えていくと、大きな資本が入って、
「街」を作るというのはアプローチとしてはありで
したが、外からの「街並み」としてはイオンはよろ
しくないレベル。巨大要塞にしか見えないが、商業効果は
高い。
*いま新しく作ろうとしているイオンモールは
街並みを意識されていますが。

ならば。

小資本で街を形成することができるならば、これは
田舎でも十分可能。特に、人口が減った街ならば
余計に「やりやすい」。

と考えると、どんな「街」を作るのかという観点で
考えるのが、すごく面白い。

商店街、オフィス街、門前街などなど、歴史的に見ても
そういう集積があったし、いままで伝統的に行われてきた
街形成のアプローチともいえますよね。

では今迄になかった「~街」というのをどう作るのか、

そのためには、街のコンセプトを象徴する「ランドマーク」
*今回なら蔦屋さん に何を置くのか?

非常に明確になってきた部分がある。

が、逆に、まあ、つまんない街は作りたくない。

さあ、明日からもいろいろ人に出会いながら、
アイデアを練りこんでいきたい。