旧年中は大変おせわになりました。ソシオデザインのおおにしです。
昨年はありがたいご縁をいただきまして、字句通り、北は北海道から南は沖縄までフィールドを広げて、お仕事をさせていただきました。心より感謝申し上げます。本年もご縁がありましたら、どこにでも出向いていきたいと思います。
さて、本年から2025年まで、W杯、オリンピック、万博と開発景気に後押しされ、局地的に都市部だけ、新たな新幹線敷設地などにみられる「おとなしいバブル」が進行しているように見えます。今年みてきた中では、アジア圏からのインバウンド景気に沸く大阪はじめ、ホテル建設にもとづく再開発がどんどん地方でも進んでおり、コンンパクトシティ化がますます拍車がかかってきて切るように見えました。
地方創生においても、1741ある全国の自治体の頑張り具合にも差がどんどん生まれ、ますます差が開きつつあります。ここ10年ぐらいの「地方創生というテスト」の結果が明らかに出たと言ってもいいと思います。
そういったなかで、弊社が何をできるのかといえば、微々たるものです。毎年全国を見に行かせてもらい、希望と絶望の間をぐるぐる回ることで、どうにかして絶望を乗り越えていきたいと思いつつも、すでにホスピス段階に入ったとも言える集落がどんどん増えていっています(日本の面積の約40数パーセントを占める人口3万人以下の自治体には、全体の人口の8パーセント程度しか住んでいない状況です)。
今年からはホスピス段階を超えて、一から街を作るフェーズに切り替えて、この10年を使っていこうと思っています。2015年10月からグーグルは、新たなAIとモビリティによる新しい街を作ろうと動き出しました。
記事「Googleが「街」を作る。ついに「Google Island」が現実に。」
https://www.huffingtonpost.jp/tak-miyata/google-island_b_11535426.html
記事2「グーグルがつくるかもしれない新しい街」
https://www.lifehacker.jp/2016/04/160409google_city.html
弊社も、中山間地域の現状から、2013年ごろから、シティリペア(修繕する)だけでなく、このゼロイチから作っていこうという姿勢(ゼロイチ集落)を提案しています。
奇しくも異なる文脈から行き着いた結論ですが、里山こそ、一から、特にモビリティ革命を起こして、新しい田園都市を描くことができるのではないかと思っています。こう考えると、ワクワクしかありませんし、昆虫食を活かした養殖産業など、ほかにも色々なアイデアがたまっています笑。
本年も走り抜けていきます。みなさま、よろしくお願いいたします。
おおにし